スマホが低速化すると
■ 速度制限とは
スマホの速度制限とは、インターネット通信に対する規制のことで、ホームページを開いたりダウンロードをしたりするのに非常に時間がかかるようになります。特にドコモやau、ソフトバンクの大手はパケット使い放題と銘打っておきながら、使いすぎると速度制限をかけるという契約になっているので注意が必要です。
速度制限をかけるのに使い放題という表記はおかしいのではと思うのですが、実際には遅くなるだけで、使えなくなるわけではありません。そういう意味では一応使い放題ではあるわけです。プランなどによって変わりますが、大手なら5GBや7GB、MVNOなら1GBや2GBで速度制限がかかります。
■ 速度制限がかかると
速度制限がかかると通信速度は128kbpsまで下がります。今の4G通信スマホの通信速度が100Mbps前後で、1000分の1位まで通信速度が落ちる計算になります。実際に速度制限後にyahooのトップページを開こうとするだけで相当な時間がかかるようになります。動画なら読み込みエラーがでて視聴すらできないレベルです。
スマホではパケット通信で様々なことを行います。動画やホームページの閲覧だけでなく、メールの送受信や天気、地図などの位置情報のやり取りもインターネットを通して行います。つまりほとんどの機能が満足に利用できなくなります。
■ 速度制限がかかった時の対処法
実際に速度制限がかかった時の対処法が2つあります。一つは契約している会社に追加料金を払って通常速度に戻してもらう方法です。お金はかかりますが、制限は解除されればすぐにまた使えるようになります。料金もプランや契約している通信会社によって変わりますが1GB1000円程度が相場です。
もう1つの方法は、wifiを使ってのネット通信です。速度制限によって規制がかかるのはあくまで4Gなどのキャリアの通信回線です。例えば自宅のネット回線からのwifi通信なら、速度制限に関係なくインターネットを高速で利用できます。ネット通信を公衆wifiなどを使って行うことで、お金をかけずに対処することができます。