androidは人気でiPhoneに劣るのか

■　iPhoneの人気
世界はともかくとして、日本ではandroidに比べてiPhoneの人気が非常に高いです。デザイン、シンプルさ、サクサク動く快適さなどが注目されていますが、実際iPhoneが日本で人気が出た理由というのはもっとシンプルだったのではないかと思います。
身も蓋もない言い方をしてしまえば、ショップで店員に勧められたからiPhoneを選んだという層は意外と多いです。携帯電話でもスマホでも、大半のユーザーはそれ程機種に詳しくない状態で店に足を運びます。料金、キャンペーンに関しても、とにかくiPhoneは優遇されていました。どちらでもいいという人ならキャンペーンで安いからiPhoneを選んだという人は多いでしょう。

■　androidに対する不満
加えて、当時のandroidスマホに対する不満の数々が、iPhone人気に拍車をかけていきます。当時サクサクに動いていたiPhone4やiPhone4sに比べて、防水機能などが充実していたandroidは発熱やフリーズ、容量不足によるエラーなどが頻繁に出ていました。防水機能を付ければ内部は密閉され、熱の逃げ場がなくなります。内部容量が少なすぎた当時のandroidは、容量不足が原因のフリーズも多く、一部メーカーでは頻繁に再起動が起きるなどの不具合も目立ちました。
こういった情報が出回ればさらにiPhoneに流れる人が増え、android離れも顕著になります。今はソフトバンク以外でもiPhoneの取扱いがあり、どこで契約してもiPhoneを選ぶ人は増えました。

■　android人気は高くなるのか
現在はandroidのスペックは高くなっていて、iPhoneと比べてかえって高性能になってきました。ホーム画面のカスタマイズが可能な面や、携帯ショップでの修理対応が可能な面などからまたandroidの人気が高くなる可能性もあります。
ですがやはり、一部のユーザーを除けば、スマホの性能にそれ程こだわらない人の方が大半です。シンプルなiPhoneが優秀だ、スペックが高いandroidが優秀だと考える一部のユーザーを無視して、やはり大半のユーザーはショップの店員に勧められた方や安い方に流れていくものです。それなりの機能で、ただ普通に動いてくれればいいという要望さえ満たされていればどちらが売れてもおかしいことではありません。
テレビで報道されるほどにはiPhone発売は一般人が気にするニュースではありませんし、高性能androidが出たと言われてもそれより毎月の通信料を何とかしてくれと考える人の方が大半です。